とりわけ三宅一生の衣服における素材は見事。その素材(布)を設計する気鋭のテキスタイル・デザイナー、皆川魔鬼子のファブリックの世界です。過去の遺産を見つめ直し、そして、まだ見ぬ新しさを求め、創造と発見の中でみずみずしく揺れ動く。三宅一生と皆川魔鬼子の直截なイメージがぶつかり合い、服に形づくられていくエキサイティングな状況が、これらのファブリックを通して感じて頂けると思います。(粟辻博)
展覧会概略
- タイトル:第258回デザインギャラリー1953「皆川魔鬼子ファブリック展」
- 会期:1980年7月17日〜7月30日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:粟辻博