建物が出来上って電灯のスイッチが入れられた時、はじめて、竣工したという実感がせまってきて、照明が建物を構成するエレメントの一つとして重要であることがよく判る。今回から4回にわたり”照明シリーズ”に、我が国でも数少ない照明デザイナーとして活躍している方々に登場していたヾくことにした。第1回目は照明器具デザインに、また大きな建物の照明計画に、巾広く活躍されている永原 浄氏に、室内で使われるランプ類を中心に展開していたヾくことにした。なお、第2回目は本沢和雄氏の予定である。(長大作)
展覧会概略
- タイトル:第187回デザインギャラリー1953「照明シリーズⅠ 永原淨・光とランプたち」
- 会期:1976年7月30日〜8月11日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:長大作
- 協力:岩崎電気、山田照明、ランプアート