輸入家具もピンからキリまで–。それらを選んで日本に持ちこんだ人たちの、目の水準をまざまざとものがたっている。あまりにもキリが多すぎる–国費の乱費は大げさとしても、浪費にはちがいない。ハンス・ウェグナーの影響をうけた二人〈R.ティゲセン . J.ソーレンセン〉がデザインしたこれらの家具は、いかにも素直で、ハッタリがなく、気持よく使えそうだ。ユーザーの目も、この水準くらいの高さになって欲しいと思う。(渡辺力)
展覧会概略
- タイトル:第163回デザインギャラリー1953「マグヌスオールスン展 デンマーク家具の新しい良心」
- 会期:1975年2月28日〜3月19日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:渡辺力