设计图库 1953

第769号设计图库1953 “Kumihimo的2500年”

この度、日本デザインコミッティーでは、2021年の年始を飾る、第769回デザインギャラリー1953企画展として、「組紐の2500年」を開催する運びとなりました。

組紐の歴史は長く、紀元前にまで遡ります。日本では、縄文時代前期(紀元前3500年から紀元前2000年)には三内丸山遺跡(青森県)などに組紐の原初的なものが見られ、また古墳時代にはびっしりと組紐(ささなみ組)が巻かれた刀の鞘が長瀬高浜遺跡(鳥取県)などから出土しています。そして奈良・平安・鎌倉時代には公家文化・武家文化の中で、複雑で美しい組紐が作られるようになりました。それらは鎧甲冑・刀の下緒や柄巻で、江戸時代まで続きます。明治時代になると、武家の需要がなくなり着物の帯締めなどに発展していきました。

また、日本だけでなく、古代アンデス文明にも優れた組紐を見ることができます。紀元前900年〜紀元前300年の早期イカ文化、そして紀元前300年〜紀元後650年のナスカ時代には、頭帯や投石紐、ベルトとして、素晴らしい平組紐や丸角組紐が作られました。

本展では、その古代アンデス文明の美しく繊細な組紐のコレクションと精緻で美しい日本の組紐をご紹介します。
さらには、現代の組紐として本展監修の多田牧子氏によるまったく新しいタイプの組紐をご高覧いただきます。

展覧会概略

  • 第769回デザインギャラリー1953企画展「組紐の2500年」
  • 会期:2020年12月27日(日)〜2021年1月25日(月)最終日午後5時閉場・入場無料
  • 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
  • 主催:日本デザインコミッティー
  • 監修:多田牧子(組紐作家)
  • 展覧会担当:須藤玲子

◎開催時間等については、松屋銀座のWebサイトにて、営業日・営業時間をご参照ください。

ワークショップの開催

開催を記念して展覧会会期中、多田牧子氏による「組紐ワークショップ Disk & Plate」を開催いたします。
コロナ禍であるため、リモートによるワークショップとなります。
受講にはエントリーが必要です。受講費2,000円(税込)をお支払いいただきますと、組紐作成のためのキットとマニュアルを送付いたします。
◎申込方法など、詳しくはこちらのページ(ワークショップ開催のお知らせ)をご覧ください。

販売について

期間中、多田牧子氏制作による、帯締め、アクセサリーなどの販売を行います。

photo: Nacása & Partners