この度、日本デザインコミッティーでは、第731回デザインギャラリー1953企画展といたしまして、「STYLE MEISEN」を開催いたします。
本展では、大正時代から昭和にかけて、一世を風靡した「銘仙」の今日的な在り方を紹介いたします。銘仙は、縦糸にさまざまな絵柄をプリントし、横糸は一色で織られる平織りの絹織物です。縦糸を故意にずらすことで、独特なかすれが生まれますが、これが独特な味わいになり、当時爆発的な人気となりました。クズ繭から糸を紡ぐことから、安価であることも魅力でした。しかし今日、着物人口が圧倒的に縮小し、銘仙も忘れ去られようとしています。銘仙の技術は、細々と継承されてきましたが、本展では、その銘仙の復活の試みをご紹介します。
ファッションブランドのmatohuが、現代の私たちにも受け入れられる銘仙の可能性を追求しました。和装から洋装へと発展した銘仙の魅力をご堪能下さい。
展覧会概略
- タイトル:第731回デザインギャラリー1953企画展「STYLE MEISEN」
- 会期:2017年1月25日(水)〜2月21日(火)午前10時〜午後8時・最終日午後8時30分閉場・入場無料
- 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 共催:経済産業省関東経済産業局
- 協力:足利市、秩父市
- 企画・デザイン:matohu(堀畑裕之、関口真希子)
- プロデュース:岡田茂樹
- 展覧会担当:須藤玲子
第55回デザインサロントーク
- 日時:1月25日(水)午後5時〜6時
- 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
- 出演:matohu(堀畑裕之、関口真希子)、秩父銘仙事業者、足利銘仙事業者
- 参加費:無料
- 申し込み:不要
- 定員:着席可能20名程度