大太鼓(だだいこ)と呼ばれるこの太鼓は、舞楽奉納で力強く打ち鳴らされる。左方と右方、対をなしてそびえたち、高さ七メートル。天高く煌(きら)めく日・月の光輪、天翔ける龍と鳳凰、三ツ巴と二ツ巴、赤と青・・、その意匠の対比は「二つで一つ」となる究極の和を示す。忠誠の日本が生み出した、華麗な意匠を ごらん下さい。(松本哲夫)
展覧会概略
- タイトル:第621回デザインギャラリー1953「火焔太鼓「二つで一つ」、宇宙の響き・・・」
- 会期:2005年12月27日〜2006年1月23日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:松本哲夫
- 協力:宮本卯之助商店「太鼓館」、プラスアイズ