伊藤憲治がカッパノベルスのブックカバーのデザインを始めたのは、1959年だから、もう40年の仕事になる。一人のデザイナーとして、その継続は希有のことである。伊藤のフォトデザインは、本の内容に添いながら、独自性は極立っており、ミステリアスな心象風景を現出させている。その近作を見られるのが楽しみである。(永井一正)
展覧会概略
- タイトル:第548回デザインギャラリー1953「ミステリーの世界 伊藤憲治の推理小説カバーデザイン原画展」
- 会期:1999年3月3日〜3月15日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:永井一正