[銀花]の表紙デザインは杉浦康平の仕事を一番よく象徴している。しかも100号という膨大な数にもかかわらず、彼は一瞬たりとも手を抜かないのに驚く。密度もあり、風味もあり、しかも毅然とした構成が彼の人柄をよく表している。さらに[銀花]の編集姿勢を的確に捉えているデザイン表現こそ杉浦康平の哲学そのものだと思う。(亀倉雄策)
展覧会概略
- タイトル:第487回デザインギャラリー1953「杉浦康平・百の表紙」 季刊「銀花」第百号記念展
- 会期:1994年12月26日〜1995年1月16日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:亀倉雄策
- 協力:季刊「銀花」、株式会社資生堂、大日本印刷株式会社