紙は光によってその魅力を増幅する。「紙の光芒」はオブジェでもなく照明器具でもなく純粋に紙の優雅な風情を光によって表現する立体造型である。光の明滅によって時としてほのかに柔かく、時として輝やくように浮かび上がるファインペーパーの美しさが造形性豊かな舞台を得て、あますところなく表現されているように思う。(永井一正)
展覧会概略
- タイトル:第484回デザインギャラリー1953「紙の光芒 竹尾ペーパーワールド’94より」
- 会期:1994年10月5日〜10月24日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:永井一正
- 協賛:株式会社竹尾
- 企画・制作:日本デザインセンター原デザイン研究室