いわゆる産地と呼ばれる地域産業には、解決しなければならない問題が山積している。その代表的なことからは、生活の主な地域と生産地とが離れすぎてしまったことであろう。本来、デザインは生活スタイルの総意が反映されて生まれるものである。プロダクト悠はそうした問題に挑戦した初めての試みである。福井の伝統的産業の積み重なった技術と都市のデザイナーとが共同して生まれたものである。(内田繁)
展覧会概略
- タイトル:第445回デザインギャラリー1953「クリエーターの5つのテーブル展 PRODUCT・悠」
- 会期:1992年3月18日〜3月30日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:内田繁
- 後援:福井県(地域産業起業化支援事業)