中西元男のPAOSは、日本のCIを理論と手法の両面でリードして来たし、多くの優れたCIを手掛けている。CIの目的は単にマークやロゴを変更するだけでなく、企業の体質をも変革させ、飛躍させるためのものなので、ケンウッドはのその好例であろう。本展は、CIとは何かをビジュアルに、鮮烈に、感得出来る高純度の展覧会である。(伊藤憲治)
展覧会概略
- タイトル:第351回デザインギャラリー1953「PAOS 中西元男とKENWOODのCI」
- 会期:1986年3月14日〜4月2日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:伊藤憲治
- 協賛:トリオ株式会社