一人のデザイナーの個性が企業の広告表現の場で、これ程際立ったイメージを定着させた例はない。大橋氏の場合は、アートディレクション、デザイン、イラストレーションを自ら手掛けることで一層広告表現のオリジナリティを高めている。キッコーマンと組んでから既に30年、それにしても企業サイドもよく継続させたものと思う。両者に敬意を表さずにはいられない。今回は新聞雑誌広告を中心に展示します。(伊藤憲治)
展覧会概略
- タイトル:第236回デザインギャラリー1953「デザイナーと企業シリーズ11 大橋正とキッコーマン」
- 会期:1979年4月13日〜5月2日
- 会場:松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
- 主催:日本デザインコミッティー
- 展覧会担当:伊藤憲治
- 協賛:キッコーマン醤油株式会社