第710回デザインギャラリー1953企画展
「美濃のラーメンどんぶり展」
2014年12月27日〜2015年1月26日、日本デザインコミッティーでは、美濃のやきもの研究会と共催による展覧会「美濃のラーメンどんぶり展」を2015年度の正月企画として、松屋銀座7階・デザインギャラリー1953にて開催致しました。 会期中はたくさんの方にご来場頂き、ありがとうございました。
岐阜県美濃地方にある「多治見市・土岐市・瑞浪市」は、陶磁器(美濃焼)の産地として、中世以来、日本最大の産地規模と優れた技術を保持してきました。その実態と魅力を多くの方に知って頂くため、「美濃のやきもの研究会」が主体となり、「美濃のラーメンどんぶり展」を企画・開催し、多彩な25名のクリエーターのオリジナルグラフィックによるラーメンどんぶりとレンゲが誕生しました。
中国起源の「ラーメン」は、日本人にとっても、老若男女を問わず、多くの人がごく日常的に口にしている、「国民食」と言ってもいいでしょう。ところがその器であるラーメンどんぶりのかなりの割合が美濃で生産されていることは、ほとんど知られていません。そこで、多くの人に馴染みのある「ラーメンどんぶり」をきっかけとして、さらに美濃のやきものへ関心を持って頂けたら幸いです。
ご好評をいただきました「美濃のラーメンどんぶり」は、制作上の都合により、2017年2月28日(火)をもちまして当HPでの販売を終了いたしました。たくさんのご注文、ありがとうございました。
ラーメンの具の中で、最もグラフィカルなものは「なると」です。 その「なると」でアルファベットをつくりました。 名付けて「ナルファベット」。 外国人にも楽しんでラーメンを食べてもらいたいという気持ちでデザインしました。
ビール、焼酎、日本酒、とどめはウヰスキーとしこたま飲んだ後のラーメンは最高だ。昔はチャンポンで飲んだら悪酔すると言われていたが、今ではアルコールならなんでも飲んでしまう。札幌、新潟、広島、博多、熊本、横浜、東京…、ラーメンを食べた時の器のことはあまり憶えていない。ラーメンドンブリは日本全国統一されているのか、器の模様は何かを発信していなければならない。僕の特技の一つに手旗がある。ラーメンを手旗で発信してみた。何人かは受信してくれるだろう。
この丼は織部にインスパイアされました。織部は、美濃焼のもっとも人気のある様式で、古田織部が確立しました。織部の自由な精神と熟練の技が大勢の職人にひらめきを与え、職人たちがそれぞれの窯元を作ったことで、この伝統的な熟練の技は次の段階へと進化しました。飛ぶ鳥の図柄が特定の角度から見えます。丼に描かれたこの図柄は鳥の画像と手の画像でできていて、鳥は自由な精神を、手は熟練の技を表しています。羽ばたく鳥を追い求めるように、このデザインは、美濃焼の新しい可能性を探求する心を人々に呼び掛けています。
ラーメンの丼の縁についている模様が、蔦のように見えました。本来、雷をあらわしているらしいのですが、なぜか僕にはいつも蔦に見えてしまいます。そこで、大きな花と小さな花で、丼と蓮華をつくりました。蔦が伸びて開花した素朴な花です。丼に蓮の花を添えるかのような感じです。蓮だとちょっと豪華すぎるので、もう少し素朴にしました。
どうも、ラーメンズの髪の毛がラーメンみたいな方、片桐 仁です。ラーメンズとはいえ普段あんまりラーメンは食べません。あの ザ・ラーメン屋 っていう感じが苦手なんですわ。ということで、今回は食べてて微妙な気持ちになるどんぶりを目指しました。まず「スープに店員さんの親指が入っている(しかも両手の)」。そしてスープを飲んでいくと「底に大量のちぢれ毛!…かと思ったら俺!」とビックリ要素満載のどんぶりになったかな?是非、プロのラーメン屋さんに使って欲しいです!
創業1624年。初代 長右衛門から約400年。現当主で十二代目となる唐長。代々受け継がれる650種余の板木、変わらぬ技法と美意識により、和紙の上に様々な文様が写しとられる。色彩、文様の美が襖や壁紙、灯りやカードになり、文化財から日常の暮らしまで幅広く和みを与えてくれる唐紙。そんな唐長の世界が食を楽しむどんぶりへ。食にも寄り添う唐長へ。外面「丁字唐草」/内面「蝙蝠桐」
ラーメンは濃い出汁に薄味の醤油が好きですが、津軽あたりに行くと黒々とした焼干出汁の醤油のラーメンがでてきます。味はストレートですが、めっぽう濃い。美味いか不味いかと聞かれれば、不味いと答えるしかないわけですが、なぜか毎度ふらふらと吸い寄せられる。このあたりがラーメンという食べ物の恐ろしいところです。
「いただきます。」という感謝の気持ちで日本の神さまを描きました。日本の神さまは目には見えないのです。ですから、なんにも描かないということなのかも知れませんが、描いてみました。勾玉のような姿をした神さまをどんぶりの内側の底に描きました。ですから、ラーメンを食べ終わるまでは目には、見えません。レンゲにも、見えないように、描きました。
伸びたラーメンはいただけないが、ラーメンは世界に伸びてゆく。そこで万国旗を張りめぐらせました。オリンピックや運動会のように元気が出ます。もっと楽しく元気が出るように色もちょっと変えてみました。国旗の色にピンクを採用する国はないのですが、日本ではカマボコや鳴門巻など、食べものにピンクを使うのが面白いと思い、勝手に使いました。どこかの大使館からクレームが来るかも知れません。
昔懐かしいラーメン屋さんが「麺や」と名乗り、ヤンキー文化と繋がって気合いを入れる時代、どんぶりもどんどん変化してきている。そんな中にあって、昔懐かしいラーメンどんぶりのグラフィックが激減しているように思われる。もはや、絶滅危惧種と言っても過言ではない、昔ならではのラーメングラフィックの保存という意味も込めて、あえて雷文を回し、龍と鳳凰を入れ、気合いを入れて仕上げてみた。中に入るラーメンは、トンコツ系の濃いものではなく、あくまで透明スープで縮れ麺のあっさり系が似合うように思う。
「キンツギドンブリ」。割れた器の継ぎ目に金を蒔いて飾る金継ぎからヒントを得ました。異素材を継ぐ事で逆に面白い器のデザインになるのではないか。水玉やシャツの模様のようなストライプなどいろいろな模様や質で切り返されています。もしもこの器が割れて金継ぎしたら、さらに面白くなるのではないかと考えます。ジーンズを最初からダメージ加工するテイストを器の世界にも。
このデザインは、私たちや私たちの周りにあるものすべては星の破片からできている、という事実から出発しています。太陽系の数々の惑星、私たちが生まれた地球、私たちが知っている人々、大好きな人たち、口に運ぶ食べ物まで、私たちを取り囲むあらゆるもの。何かを食べるとき、確かに物質はエネルギーに変化しています。この小さな変容は、私たちの存在が、エネルギーから物質へとより大きく変容するシンボルなのです。レンゲには「everything is(あらゆるものは)」というテキストが記されており、丼の外側には「stardust(星屑)」の文字が散りばめられています。この二つが合わさって、「あらゆるものは星屑である」となります。丼の内側の円は星のダイアグラムです。 それぞれの円は色分けされており、星の組成を成す元素を表します。 元素は丼の縁に記されています。
オタマジャクシって不思議です。水中に馴染んでたはずなのに、わざわざ陸上に進出しようだなんて。人間でいえば、空気のない場所で生活しちゃうか、って感じと近い気がしています。チャレンジャーな勇気をりんりんさせたいときには、ぜひ、このどんぶりとオタマで、エネルギーをチャージさせてね。大好きなカエルと一緒に、おいしいラーメンを食べれば、幸せもいっぱいですよ。……しまった! オタマじゃなくてレンゲだった!
僕の美校時代、昼飯は必ずラーメンでした。ある日、夢中でラーメンを食べていると、目の前に糸を伝った黒蜘蛛がスルスルと降りてきました。ドンブリに沈没した蜘蛛は熱湯の中で踠き苦しんでいましたが、やがて動かなくなりました。 僕は動揺し店を飛び出しました。その時の衝撃があまりにもおおきすぎたせいか、以後ラーメンが食べられなくなったのです。 未だにあの恐怖の瞬間が蘇ります。蜘蛛への積年の恨みを込めたデザインです。
ラーメンのスープの中に見え隠れする男女。このどんぶりに入れられるラーメンによって、この二人に様々な男女関係を見ることが出来れば面白い。ただ、この二人がどんな関係であれ、ラーメンは美味しい。
紅色と金色でラーメンどんぶりを傾かせてみました。
日月国民麺鉢。「日月」は大自然、信仰、哲学、万物の根源です。 絶対であること。あたりまえであることには無自覚です。「お天道さま」「お月さま」は「地球」という子を柔らかな布でくるみます。なんとも言えないここちよさ。 一日の無事。一年の無事に感謝したいと思います。否、大丈夫。 人間がいなくても「明けない夜はありません」。 (古典的文様の日月を鮮やかに大椀に写したのは茶人アーチストの魯山人です)
ラーメンは茹で時間が決め手です。熟練しても準備に手まどり茹ですぎます。家庭では時間余裕のある極太麺にします。並ぶのがいやなので、色々と工夫します。丼はいろいろあるのですが、ラーメン用がありません。今回いいチャンスなので、自分用に考えました。
中国から伝わり、日本で独自の麺文化として発達したラーメン。昨今、新しい日本食として世界で人気を博している。その世界食としてのラーメンを感じてもらうための “ラーメン地球儀” です。
ラーメン好きの人は多い。日本人の国民食といってもいいくらいだ。そんな人々に美しいと思っていただけるどんぶり、そしてラーメン以外にも使用できるデザインをと考えた。
世界地図を広げて、ここでラーメン食べたいな、という7都市名をどんぶりの柄にしました。冬のモスクワでも食べたいし、常夏のホノルルでも食べたいですね。
異様に大きな丼とかでない限り、これはこれはと思うほど印象的なラーメン丼などにあまりお目にかかったことはない。むしろ店の屋号が素ッ気なく赤い字でポツンとあるだけの丼の方が、ラーメンらしくてよほどうまそうにも思える。今回のお題は未開拓分野で一見楽しそうだが、デザイナーが試されているようにも思える。どうせ罠にはまるなら、うちの孫だけでも喜んでくれそうなおじいちゃん印特製のお絵描き丼にすることにした。
今回のどんぶりの図柄のテーマは、ラーメン一杯の中にある色彩を抜き出して、どんぶりに散りばめてみようというものです。ラーメンを食べる時の食欲を掻き立てるのは、目の前に広がる具材のコンビネーションから生まれる色彩のミックス感です。この色彩の豊かな景色を、スープを飲みほすその時までどんぶりに留めてみようと考えました。描きあがってみれば女性にも気軽にラーメンを食べてもらえそうな佇まいになりました。
RAMEN GONNA TAKE OVER THE WORLD!! 汁の底に沈む街のように、世界のみんながラーメンに魅了され、ラーメンに溺れていく… 日本発のラーメン文化が世界をハッピーからハッピーへと心を繋げてゆくことでしょう!
北海道 1,500円/沖縄 2,200円/その他一律 800円(税込)
ご注文確定後5日以内にご入金下さい。
5日以内にご入金を確認できない場合は、ご注文をキャンセル扱いさせて頂きます。おそれいりますが、振込手数料はご負担頂きますようお願い致します。
ご指定日に商品をお受取り下さい。
尚、商品引き渡し日にご不在だった場合は配達業者の不在伝票の日数以内に必ず商品をお受け取りください。
(代引手数料 税込324円)
反高台丼
外寸約215mm、内寸約210mm、高さ約85mm
注文確定後2週間を目途に発送致します。繁忙期、注文状況により物流が集中するため、発送に影響が生じることがございます。あらかじめご了承ください。ご注文頂いた商品が在庫切れの場合は、納期をTEL又はメールでご連絡差し上げます。
株式会社丸東
E-mail:
TEL:0572-27-8851/FAX:0572-27-8855
販売業者 | 株式会社 丸東 |
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郵便番号 | 507-0071 |
市区郡 | 多治見市 |
電話番号 | 0572-27-8851 |
メールアドレス | |
許認可・資格 | なし |
商品代金以外の 必要料金 |
送料・代金引換手数料・振込手数料をご負担いただきます。 送料
【北海道】北海道…1,500円 代金引換手数料324円 |
引渡し時期 |
代金引換
銀行振込のお客様
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販売責任者 | 倉知 隆行 |
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都道府県 | 岐阜県 |
町村字番地 | 旭ケ丘10-6-72 |
FAX番号 | 0572-27-8855 |
取扱商品 | 食器販売 |
販売数量 | 商品は在庫限りとさせていただきます。ご注文いただきました商品が在庫切れの場合は、納期をTEL、またはメールでご連絡差し上げます。 |
申込の有効期限 |
代金引換のお客様
ご指定日に商品をお受け取り下さい。 銀行振込のお客様
ご注文後5日以内にご入金ください。 |
返品期限・条件 |
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不良品 |
万一発送中の破損、不良品、あるいはご注文と違う商品が届いた場合、返品をお受けいたします。当店の在庫状況を確認のうえ、新品、または同等品と交換させていただきます。お客様都合の返品の際は、返送料をご負担いただきます。 |
返品送料 |
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お支払方法 |
代金引換、銀行振込、を用意してございます。 |
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お支払期限 |
代金引換:商品引渡時 |
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2014年12月27日〜2015年1月26日、日本デザインコミッティーでは、美濃のやきもの研究会と共催による展覧会「美濃のラーメンどんぶり展」を2015年度の正月企画として、松屋銀座7階・デザインギャラリー1953にて開催致しました。 会期中はたくさんの方にご来場頂き、ありがとうございました。
会場 | 松屋銀座7階・デザインギャラリー1953 |
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主催 | 日本デザインコミッティー 、美濃のやきもの研究会(事務局:多治見商工会議所)※多治見商工会議所、土岐商工会議所、瑞浪商工会議所、笠原町商工会が連携して結成した研究会 |
後援 | 経済産業省中部経済産業局、岐阜県、多治見市、土岐市、瑞浪市、岐阜県陶磁器工業協同組合連合会、岐阜県陶磁器卸商業協同組合連合会 |
企画/監修 | 佐藤卓、橋本麻里 |
中華麺から日本国内で独自に発展を遂げてきたラーメンが、寿司に続き世界で注目を集めています。日本国内でも、今やカレーや焼そばと同様に、国民食と言っても過言ではないほど、店舗も袋物インスタントラーメン、そしてカップ麺に至るまで、食生活に根づいています。ここまで定着すると、当然ラーメンの味が大好きな方、そして美味しい店やつくり方に詳しい方は国内にも多くいらっしゃることでしょう。しかし、そのラーメンを食べる時に使うどんぶりについて詳しい方が、はたしてどれだけいらっしゃるでしょうか。ラーメン屋さんで使う所謂「ラーメンどんぶり」も、ラーメンの発展と共に、実は気がつかないうちに変化してきているのです。
日常的な食生活において、器の種類そして選び方にこれだけこだわる国は、日本以外にはありません。
器の歴史は食生活の豊かさと共にあります。そうであれば、世界食になりつつあるラーメンの器「ラーメンどんぶり」を、ラーメン業界だけに任せておいていいはずがありません。日本の豊かな陶磁器の歴史を遡れば、器をつくる側からもっと豊かな提案があっていいはずなのです。このような想いから、美濃のやきもの研究会の活動でご一緒している橋本麻里さんと共に、この「美濃のラーメンどんぶり展」を提案、開催する運びとなりました。そして、多彩なクリエイターにお声を掛けさせていただき、大変ユニークなラーメンどんぶりが出来上がりました。この展覧会が美濃焼の発展、そして世界に誇れる日本の陶磁器に興味を持っていただく一つのきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
どうぞごゆっくり器も味わってみてください。そしてこの場をお借りして、多くの方々のご理解とご協力に感謝申し上げます。
企画・監修 グラフィックデザイナー 佐藤 卓
衣食住から宗教や政治制度まで、あらゆる面で中国や朝鮮半島の文化の影響を受け、またそれを咀嚼しなおして自分たちらしい形に変化させることで、日本は日本になってきました。和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたのは、その基準である「文化の多様性を反映し、人類の創造性を証明している」からですが、中国で生まれ、日本で多彩に発展し、インスタント化まで果たして世界中へ広がった「ラーメン」も、そうした日本らしい食文化を体現する食べ物だと言えるでしょう。社会的な地位や年齢、性別、地域を超えて、日本人の誰もが日常口にしているラーメンは、和食の中でもっともハードルが低い、言い換えれば世界中の誰にとってもアクセスの容易な食べ物かもしれません。
にもかかわらず、和食の特徴のひとつである「目で楽しむ」部分、それを盛る器=ラーメンどんぶりについては、まだ十二分に工夫する余地があるように見えました。ここに才能あるクリエイターたちが関わることで、ローカルな国民食であるのと同時に、グローバルな世界食になりつつあるラーメンが、さらにもう一段飛躍する可能性があるのではないか。その発見を端緒に、グラフィックデザイナーの佐藤卓さんと本展覧会を企画しました。
当初、窯業の大産地である美濃という場所から、陶磁器の魅力を発信していくにはどうしたらいいかを考えるための、美濃のやきもの研究会を足場に始まったプロジェクトが、ラーメンという「和食」を介することで、思わぬ化学変化を起こしてこの展覧会につながりました。よそ行きのやきものとはひと味違う、気取りないラーメンどんぶりを通じて、料理だけでなく「器を楽しむ」感覚を味わっていただければ嬉しく思います。そして最後に、企画にご協力いただいたクリエイターの方々、製作にあたって力をお貸し下さった企業の皆さんに、心から御礼申し上げます。
企画・監修 ライター/エディター 橋本麻里