JAPAN DESIGN COMITTEE

  • トップ
  • 深澤直人
  • 原研哉
  • 岩崎信治
  • 川上元美
  • 小泉誠
  • 黒川雅之
  • 松永真
  • 佐藤卓

わっぱの椀

黒川雅之|建築家・プロダクトデザイナー

プロフィール

陶器の椀は欠けても継いで使い、漆器の椀は塗り直して使う。使い込んで、使い込んで、いい味わいが出てくるのを歓ぶ。その馴染んだ歴史を歓んで新しいことは嬉しいことではないのである。

掌で口元まで運ぶから器と人の関係が親密になる。親密だから思いも込もる。思いを込めて椀や椀の内なる風景を眺めながら箸をつかって味を楽しむ。

家族のお膳はそれぞれの領域を明確にしていて、その中の器はそれぞれ異なっている。夫婦茶椀は夫が大きめで妻が小さめの器である。子供は子供らしい可愛い器、ひとりひとり、個性的な器がお膳の上に展開される。西洋のように統一したりはしない。お揃いの器で統一された調和ではなく、それぞれの個性的な器を使いながら家族の関係を象徴していて、異なるものの調和が尊ばれる。

碗と椀が「人」に近いところにあるのは当然のことなのだろう。「素材」を大切にするのはこの手に持って口に運び、使い古して馴染み、自分だけの器を楽しむのだから当然なのだろう。

木地から塗りまで高山の地元の職人にお願いした。スタッキングできる「わっぱの椀」である。

井戸を覗き込むような深い椀は、しかし料亭風ではなく曲げわっぱ。口が狭く、冷めにくい形だから身体が芯まで温まるつみれ汁に、白髪葱をつんもりと。ごはんの上にも小柱をのせて、海の恵みで一膳をいただく。

  • 椀一式(紅)

    汁椀飯碗箸盆

    品番 SI-KU-1
    セット内容 汁椀(紅)、飯碗、箸、箸置き、盆
    価格 ¥66,420
  • 椀一式(黒)

    汁椀飯碗箸盆

    品番 SI-KU-2
    セット内容 汁椀(黒)、飯碗、箸、箸置き、盆
    価格 ¥66,420
  • 汁椀(紅)

    汁椀

    品番 SKW-KU-紅
    寸法 88Φ×100mm
    春慶色
    材質 ひのき
    価格 ¥15,660
  • こちらの品物は完売いたしました
  • こちらの品物は完売いたしました
  • こちらの品物は完売いたしました
  • 汁椀(黒)

    汁椀

    品番 SKW-KU-黒
    寸法 88Φ×100mm
    春慶色
    材質 ひのき
    価格 ¥15,660
  • こちらの品物は完売いたしました

上写真は椀一式(黒)のものになります。また、椀一式(紅)・(黒)は、汁椀のみ色違いとなります。

椀一式・寸法図

ご購入について(必ずお読みください)

ご購入のお手続きについて

ご注文フォームにてご注文後は、下記「ご購入の流れ」に添って、メールでのお手続き・ご対応をさせていただきます。
日本デザインコミッティー・個人情報保護方針
特定商取引法に基づく表記

ご注文から商品のお受け取りには、最大で8ヶ月間お待ちいただいております。

飛騨春慶塗はその商品特性上、生産に長い期間がかかり、また生産数も限られております。具体的な商品の到着時期、在庫 の有無に付きましては、お手数ですがご注文後のメールにてご対応させて頂いております。

ご購入の流れ

1. ご注文メール送信 ご注文ボタンから注文すると、日進木工(株)様にメールが配信されます。
2. ご確認メールお受け取り・
納期の確認
ご担当者様より注文確認のメッセージが到着いたします。大まかな商品の到着時期を
お答えさせて頂きます。
3. ご入金 ご入金はメールに記載されている振込先への銀行振込のみとなります。
4. お受け取り 商品が完成しだい、お手元に到着いたします。どうぞ気長にお待ちください。

春慶の取り扱いについて

漆はウルシの木から採取した天然の樹液(傷つけられた木が傷を塞ぐために分泌する)です。飛騨春慶はこの漆が完全に固まるまでの間、ゆっくり強度と透明度を増しながら本来の美しい色、濃褐色から淡い春慶色へと変化していきます。また木地師や塗師が多くの皆さまに使っていただくために、手間を厭わず、心を込めて製作した生活道具ですから、少々の傷などは気にされず、日常生活の中で気軽にお使いいただければ幸いです。末永くご愛用いただくために、以下の注意とお手入れ法とをご参考にしてください。

ご使用上の注意

塗り上げて間もない飛騨春慶は、体質によってかぶれる場合もありますので、取り扱いには十分ご注意下さい。かぶれやすい 方は取り扱いの際、手袋などの着用をお勧めします。

直射日光に当てることや、ストーブ、ガスレンジの近くなど高温になる場所に置くこと、電子レンジや蒸し器で加熱すること は避けてください。

食器洗浄乾燥機、冷蔵庫には入れないでください。

お手入れ法

塗り上げて間もない飛騨春慶は表面に油がにじみ出て、霧が噴いたような状態になりますので、その場合は柔らかな布で油を 拭き取ってください。にじみ出た油が固まってしまいますと、取れなくなります。油が落ちにくい場合は、薄めた中性洗剤を 柔らかい布やスポンジなどにつけて、水またはぬるま湯でやさしく洗い流してください。

ご使用後の油汚れは薄めた中性洗剤を柔らかい布やスポンジなどにつけて、水またはぬるま湯でやさしく洗い流してください。

クレンザー(磨き粉)や熱湯は使わないでください。スポンジも種類によっては傷の原因になることがありますので、十分に ご注意ください。

ご使用中の飛騨春慶の匂いが気になる場合は、しばらく風通しの良い冷暗所に置いて下さい。匂いは自然に消えます。

洗い桶の水などに長時間漬けておくと、変色、変形、ひびの原因になります。使用後は水またはぬるま湯で手早く洗い、水切 後は水滴の跡が残らないよう、乾かないうちに柔らかい布で水気をよく拭き取ってください。

弁当箱に米粒などがこびりついた場合は、ぬるま湯を短時間(10分以下)張り、米粒が浮き上がってきたら、柔らかい布か スポンジでやさしく洗い流してください。

新しい飛騨春慶の漆の匂いを早く取り除くには、米ぬかの中に数日入れておくか、酢水、あるいは少量の酢を加えた米のとぎ 汁で洗ってからぬるま湯ですすいでください。一回で匂いが取れない場合は、数回繰り返してください。