JAPAN DESIGN COMMITTEE

メンバー

松本哲夫 Tetsuo Matsumoto
建築家/インテリアデザイナー

プロフィール

1929年東京生まれ。1953年千葉大学工学部建築学科卒。同年通産省工業技術院産業工芸試験所技官。1957年(株)剣持勇デザイン研究所チーフデザイナー、1971年同代表取締役、1977年社名変更により(株)剣持デザイン研究所代表取締役、現在に至る。1973年〜2000年の間、非常勤講師として、東京大学工学部建築学科、九州芸術工科大学、日本女子大学、文化女子大学、建設省建設大学校、全国建設研修センター、愛知県立芸術大学美術学部。愛知芸大は2001年〜2005年、客員教授。
公職としては、1970年〜2004年の間、日本産業デザイン振興会Gマーク選定審査委員、国鉄工作局嘱託、建設省住宅局インテリア懇談会委員、インテリアプランナー試験委員、ベターリビング認定委員・評議員等を務めた。
主な受賞は、毎日産業デザイン賞、同特別賞、日本インテリアデザイナー協会賞、国際インテリアアーキテクト/インテリアデザイナー連合-IFI大賞など。
主な作品として、インテリア − ホテル日航サイパン、三井アーバンホテル大阪ベイタワー、京王プラザホテル、山形市庁舎、日本IBM各オフィス、大東町コミュニティセンター+摺沢駅舎、伊那食品工業株式会社仙台ショップ他。輸送機関 − JAL B-747、政府専用機、日本郵船飛鳥、JR東日本・JR東海新幹線電車、同特急・寝台特急、JR東海リニアモーターカーMLU-00X1開発他。プロダクツ − トラクター・コマツ、吹上御所家具、ヤクルト容器、量産家具他。

デザインに対する想い

ブータンの民家は畑の土を堰板に打ち込み、同じ土を上塗りし、更に石灰を塗って白壁にする。ところが住人が亡くなると子は隣地に家を建て、親の家は朽ちて崩れて地に帰る。その朽ち果てつつある美は、住んだ人の生活が風雨にさらされ、おどろおどろしさが風化し浄化されて見える。人間の営為の健気さと自然の力の偉大さとの差を垣間見せるものだと知った。これは建築の環境問題でもある。私は無心に、時に素気なく、誠実につくられ、その内部で心安らぐ建築らしい建築を作ることを念願する。

1989|ホテルニッコーサイパン ステーキハウス棟
2004|伊那食品工業株式会社 かんてんぱぱショップ仙台店
1999|大東町コミュニティーセンター 摺沢駅舎
1999|新幹線700系
リニアモーターカーMLU-00X1|JR東海
1990|新幹線300系
1997|新幹線E2系