お知らせ

深澤直人×藤井保の展覧会「THE OUTLINE 見えていない輪郭」展が開催されます。

写真家の藤井保と日本デザインコミッティーのメンバー、深澤直人の展覧会「THE OUTLINE 見えていない輪郭」展が10月16日より東京六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催されます。

深澤直人のプロダクトデザイン約100点と、写真家 藤井 保が約4年間撮り続けた写真、二人の思考や視点に触れられる展示やレクチャーなど、プロダクトデザインと人、人と日常生活、周囲の関係に改めて焦点をあてながら、デザインの背景を探る展覧会となります。


B&B Italia 「GRANDE PAPILIO」アームチェア | PHOTO: Tamotsu Fujii

アウトラインとはモノの輪郭のことである。その輪郭はそのモノとそれを取り囲む周りとの境目のことでもある。そのモノを取り囲んでいるのは空気だから、そのモノの形をした空気中の穴の輪郭はそのモノの輪郭と同じである。空気はそのモノの周りに漂う雰囲気を指す比喩でもある。この空気(雰囲気)は、そのモノの周りに存在するあらゆるもの、例えば人の経験や記憶、習慣や仕草、時間や状況や音、技術や文化、歴史や流行などの要素で構成されている。それらの要素のたった一つが変わってもモノの輪郭は変わる。人はその空気の輪郭を暗黙のうちに共有している。わたしの役割はその輪郭を割り出し、そこにぶれなくはまるモノをデザインすることである。
藤井さんの写真を最初に見たとき、そのはっきりとしないモノの輪郭に驚いた。しかし、考えてみればモノは空気や光に溶けているから、人には輪郭がはっきりと見えていないことに気付いた。その事実を知って感動した。藤井さんはたとえモノを撮っていても風景を撮っているんだと思った。わたしのデザインと一緒にその周りの空気を撮っている。藤井さんには、みんなが知っているけど見えていない輪郭が見えている。

深澤直人

展覧会概要
会期:2009年10月16日(金)~2010年1月31日(日)
休館日:火曜日(11月3日は開館)、12月28日~1月2日
開館時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)
入場料(税込):一般1,000円、大学生800円、中高校生 500円、小学生以下無料
会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
〒107-0052 港区赤坂9-7-6 tel. 03-3475-2121

「THE OUTLINE 見えていない輪郭」展 - 21_21 DESIGN SIGHT

2009年10月 6日

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