JAPAN DESIGN COMMITTEE

デザインギャラリー1953

第182回デザインギャラリー1953 剣持勇のあつめた「無名文化財」

1976年4月 2日

私にとっては古いから「いい」のではなく、「いい」から「いい」のである。それと、ものの中に掛値のない真実とか、誠意とか、すぐれた技術とかいったものは、今日のものには高精度機械以外には極めて少ない。そのないものが古き時代のものにはコッテリとある。(あるものだけが残ったといってもよい)。このコッテリとあるものは、質の栄養分として私にヴィタミンを提供し、仕事にスタミナをつけてくれる。私の「無名文化財」は大別して二つのグループになる。一つは人間が作ったもの。もう一つは自然が創ったもの。後者には、石とか貝殻とか杢板とか動物たちの毛皮とかがある。また私自身のヘソの緒もそのうちの一つだ。(剣持勇)
雑誌「室内」1964年12月より転載

展覧会概略

第182回デザインギャラリー1953 剣持勇のあつめた「無名文化財」

第182回デザインギャラリー1953 剣持勇のあつめた「無名文化財」

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